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歯周病の原因は?
●細菌
口腔内には約3000種類、500億〜1兆個もの細菌があり、その中の約20種が歯周病を起こすとされています。
食べかすなどを栄養にして細菌が増えると歯の表面にプラーク(歯垢)が付き、これがバイオフィルムと呼ばれる細菌の塊になり、歯肉炎を引き起こします。
歯肉への炎症が広がると歯と歯茎のすき間に歯周ポケットができます。
これが細菌の温床となって歯を支えている歯槽骨を溶かし、そのままにしておくと最悪の場合、歯が抜けてしまいます。
●かぶせ物や入れ歯の不適合
虫歯治療で歯にかぶせ物をしますが、歯とかぶせ物の間にすきまがあったり、適合が悪いと、そこに食べかすがたまって歯周病になります。
また、入れ歯の場合も同じように、入れ歯と歯茎の間やバネの部分に食べかすがたまり、歯周病にかかりやすくなります。
●歯ぎしりや強い噛みしめ
歯ぎしりや過度な噛みしめは、歯ばかりでなく歯茎にも負担がかかります。
歯を支えている歯周組織に過剰な負荷がかかるため、炎症が起きて歯の周りの骨(歯槽骨)が失われることになります。
●ドライマウス
ドライマウスとは、文字通り口の中が乾いてしまうもので、主に女性ホルモンの減少によって唾液量が少なくなり起こるといわれてきました。
これまでは50歳以上の女性に多いといわれていましたが、ストレス、自律神経や交感神経の不調によっても起こることから、若い女性や男性にもドライマウスの症状がみられることがわかっています。
唾液の量が少なくなると口腔内の自浄作用が低下して細菌が繁殖しやすくなり、歯周病が起こりやすくなります。
●全身的疾患
血液疾患や高血圧、糖尿病などの全身性疾患が歯周病の原因になることがあります。全身性疾患があると抵抗力が弱くなるため、炎症や外傷を起こしやすくなります。その症状の一つが歯周病です。
●喫煙
タバコを吸うと毛細血管が収縮して血流が悪くなります。歯周病菌は歯と歯茎の隙間にある歯周ポケットで繁殖しますが、特に酸素が少ない場所で多く繁殖する性質があります。
喫煙すると歯周ポケットに十分な酸素が行き渡らなくなります。そのため歯周病菌が繁殖しやすく、歯周病にかかりやすくなります。
※タバコには一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素は血液中でヘモグロビンとくっつく性質があります。ヘモグロビンは酸素を取り込んで体のすみずみまで運ぶ働きがありますが、タバコに含まれている一酸化炭素がヘモグロビンと結びつくことで十分に酸素を取り込むことができなくなります。そのため歯周ポケットが酸欠状態になり、歯周病を引き起こすのです。


